パピークラス

震えるほど怖い場所なら工夫をしましょう。安全・安心を紡いでいくことが一番大切。
例えば、皆さんが生まれて初めて歯医者さんに行った、もしくはお医者さんに行った日のことを思い出してください。
小さなお子さんがいると仮定して考えてもらってもOKです。

初めての歯医者さんで、「怖い！やめて！」と言っているところを無理やり押さえ込まれて施術されたら、
生涯、歯医者さんや病院に対してどんな印象を持つでしょうか？
次から、歯医者さんや病院が近づくたびに足がすくんだり、心拍数があがったり血圧があがったり、
そのシチュエーション自体を必要以上に怖くなるのではないでしょうか？
日常、私たちが受ける施術では「痛かったら手をあげてください」と言ってもらえ、
手をあげたら施術を一旦をストップしてくれるからこそ、安心してお願い出来ます。
「次はちょっとゴトゴトしますよ」「お水かかります、冷たいです」と言ってから施術してくれることで、
私たちもこの先に起こることを予測し、安心できるのではないでしょうか？

しかも犬を含めた動物たちは、日本語（英語も）を理解してくれません(笑)

犬の生涯の中でも安全・安心を紡いていきやすい時期、つまり「子犬の社会化期」にも限りがあります。
あらゆる刺激に、慣れやすい（あくまでも慣れやすいです。社会化期が終わったことに絶望する必要は全くありません）
社会化期はあっという間に終わってしまうのです。
犬種による違いもありますが、大体生後3ヶ月〜長くても4ヶ月まで。
この時期に上手にお膳立てをして、「安全・安心な世界」を子犬に広げてあげる事で、
子犬に大きな自信というプレゼントができますし、何より人も犬も、お互いが楽です。